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常体表現を意識して誉める


誉めること自体が上位者としての先生の立場を保証します。
そして、良い意味で子供達の上に立つ ことが出来る素地を固めます。

上に立つからこそ、子供の集団を俯瞰するように観察できるようになり、人間関係の全体像もつかみやすくなります。

また、誉めるという行為は、上下関係の中で上位者からのみ行える ものであるとも申しました。
しかし、我々の日常生活や会社などで、目上の方に対しても誉めることが出来ているのではないかと思われたかもしれません。
たしかに、「~の解決に導かれる手腕はさすがですね。感服いたしました。」や「よくそんなところまで気付かれましたね、お陰様で助かりました。」というふうに敬体はもちろん、かなりへりくだってならば誉めることができるとも言えそうです。
しかし、ここでいう誉めるという行為は、常体表現で何某の行為を評価する表現方法を指します。
「よくできました」に代表されるように、敬体の誉め言葉を使って悪いわけではありませんし、日常よく使われています。常体表現を意識するとは言葉の問題だけでもなく、肝要なのは、その誉め言葉に伴う先生の立ち振る舞いが上位者として保たれているかということなのです。「よくできました。」「偉いぞ。」と常体表現を加えたり、言葉は付け加えなくてもよしよしと頭をなでたり、そういう雰囲気を醸し出せていれば常体表現で誉める ことを意識できていることになります。


反対に、それが意識されていない誉め方も日常的に見ます。たとえば、「みんなのことを考えて意見を出してくれたんだね。ありがとう。」や「すごい、さすが○○君。」など、おだてるとまでは言わないものの多分に気遣っている様子が読み取られてしまうような誉め方です。
修学前の幼児ならまだしも、低学年でも通用するかどうかのぎりぎりの線で、年齢を重ねるほど誉められても何もありがたくないどころか、反対に恥ずかしささえ感じさせてしまうことになりかねません。

ありがとうとお礼を言ってみたり、すごいと持ち上げてみても、子供自身のそれぞれ内側に対する評価が抜け落ちており、上辺だけの軽い誉め言葉として子供達の腑に落ちないものになりかねません。
誉めるという行為は、目上の立場から目下の立場に行われるものだととらえていると申しました。
そして子供達の直感力は驚くほど優れています。
理屈ではなく直感なのです。

このように先生が誉める意味合いをよく理解しておらず誉めたとしたら、子供達は直感的にどう捉えるでしょうか。多くの素直な子供達は、理解して誉めた場合と違わないでしょう。
しかし、一部のずる賢い子や早熟な子、教室の約束事からはみ出そうとする子やちょっと指導に配慮のいる子たちは、誉めるという回数が増えるほど先生が下手に出てきていると見透かすはずです。

先生は、子供たちの上に立つ者としてふるまう必要があります。
なぜなら、先生という立場は時に強制力をもって指導せねばならぬ時があるからです。
教室でいじめがあれば、「やめろ」と制止をかけて、それに素直に従う子供たちでなければならないのです。
教室で暴力をふるう子がいたら、やめさせる必要があるからです。


上意下達とそれを素直に聞き入れる関係は師弟の間、つまり先生と生徒児童間に必要不可欠ですが、この関係は互いの信頼関係から導き出されるものです。

暴力的な威圧を背景に先生が指導をしても、決してそれら問題行動はやみません。
水面下に移行するだけです。

先生が上位者としてふるまえ、子供たちがその上意下達に納得して従う関係の素地は互いの信頼であるということ。
そして、その信頼を得た関係を築きあげる為には誉めて認めるという行為のほかに手段はないのです。

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理屈を理解

 私は今日の論旨の勧めを自然とできていたように感じました。ありがとうございます。今まで不思議だったのです。私は下手な子供も褒めることが多いし、言う言葉は、凄い、がほとんどです。でもバドや将棋ですので、私が失敗させられたときに言います。目に見える現象ですので明らかですので、子供も上手くなったのが現実だと自分で理解できるはずです。本当は相手の子供のミスショットだったので、意表を付かれて、私が動けなかっただけですが。ミスがバドにおいて最高のフェイントになるわけです。
 息子や娘が低い点数のテストを返して貰ったとき、褒めることはありませんでした。叱りもしませんでした。自業自得、次ぎ頑張れば良いね、と勉強させようとしていました。
 会社でも部下が資格試験に落第しても、会社はもっと勉強させてくれると言うことだろう、次に受かれば良いよね、と気楽に言っていました。単にいい加減な性格だからですが、案外正しかったのかもと思った次第です。
 ありがとうございました。

Re: 理屈を理解

kodera様
いつもコメントありがとうございます。
IEか何かの設定の変更があったようで、長くログインできませんでした。
前回のコメントに返信できませんでしたことお詫びします。

Re: 相互リンクの申し込み


matumoto様
更新を楽しみにしてくださっているというお話、恐れ入ります。
また、リンクのお申し出、ありがとうございました。
今後とも、よろしくお願いします。
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