スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

できるだけ放っておいて誉める

集団は、できるだけ放っておく。
つまり、指示を減らすことが、子供の主体性を引き出すことにつながります。


この項では、集団を導くときの「誉める」と「叱る」という正反対の価値観について、もう少し掘り下げて考えてみます。

もちろん誉めながら集団を導けるとしたらそれに越したことはありませんが、なかなか現実はたやすくないことも事実です。
しかし、それを可能にする指導法が、『待ちの指導法』なのです。
「目的を持つ」「自分の頭で考える」という基本を前提に、「言われる前にする」、「周りの様子に気配りする」という価値観に基づいた行動の規範や基準をきっちりと伝えていることが前提となります。
子供たちの意識にある程度それらのことが身に付いてきたら、子供たちは集団として何も指示を出さなくても、自ら判断し行動しようとするようになります。

例えば、学年順に集会活動の場へ集まるような場面を思いうかべてください。
先に集合している学年は、並んで座って待っている。
その並びに後から加わるとします。

通常の状態を誉めるという行動の水準点が示されておらず、しかも先生が先導して指示を出し、前から順番に座らせていくという、よくある指導を日常的にしているとしましょう。そういう指導の下では、子供たちは考える必要がないわけですから、先生の指示をよく聴いていない子がおしゃべりをしていたり、後ろを向いていたり、集団の枠からはみ出す行動をとりがちです。
周囲の批判的な視線が気になった担任の先生が、叱ったり、個別に注意をして前を向かせて静まらせてということに陥ってしまいます。

少々皮肉っぽく言わせてもらえるならば、子供達にとって見れば、先生が指示を出すまでついてきているだけでいいよ。指示が出れば、その通りに動けばいいのだから。と、担任の先生が態度で示しているのに、その通り考えず横を向いていたら叱られてしまったといった具合でしょう。先生自身が、子供達にそのような振る舞いを許しているのですから、叱ることはお門違いかもしれません。

しかも、個別に関わってもらえることは子供達にとって先生を独占できる状態ですから、少しでも甘い態度で注意をしていると、次から次へと自分も関わってもらおうと考え、手のかかる子を演じてしまうことだってある のです。

そこまで想像を豊かにしなくとも、先生が指示を出している状態では、子供たちは指示通りに動いて当たり前ですから、指示通りに動いたとしても、よほど指導者の意図的な思惑が入らない限り、そこで誉めようと思うことはまずありません
反対に指示通りに動かなかったときは、減点対象の行動と言うことになりますので、叱らなければならないと感じてしまうのでしょう。


対して、何も指示を出さず、ただ待っているだけの指導ではどうでしょうか。

もしも、まだ子供たちが指示の出ない指導になれておらず、自分たちでうまく動けなかったとしても、指導者としては動けなくても当たり前と思えるかもしれません。
そこまでは思わずとも、仕方がないとは思えるでしょう。
子供達だけの力で並びに加わり順番に座って行くということができなくても、評価感情の増減はないわけです。
次回できるようになろうと期待を寄せておいてやればよいのです。

反対に、自分たちで周りの座っている様子を見習い、静かに座って待つことができたら、評価感情は誉める方向へ倍増といって良いでしょう。

できるだけ指示を出さず何もしないで放っておく
つまり、ただ待つだけという一見消極的にも見える『待ちの指導法』というのは、待つことによって子供たちのプラス面を引き出し、誉めながら集団の自治意識を高められる最も積極的な指導法なのです

コメントの投稿

非公開コメント

要するに可愛がる、かも

 5歳以下の子供は叱られるのが好きです。これは私がほとんどの子供で経験したことです。構われていると思って安心できるのでしょう。怒ればおこるほど怒られるのが上手くなるのが常でした。
 怒られるのが好きな子供でも、あまり怒ったり叱ったりしなければ、小学校5年生頃からまともになると私は経験してきました。
 犬を飼いますます怒るのは最悪だと気が付きました。褒めて育てるのが良いですね。危ないものを食べたり、道路に飛び出そうとした時だけきつく怒るとそれもしなくなるし、途中でも止めもします。
 要するにオランウータンの子育てのイメージで幼い子供を可愛がるのが基本でしょう。そして小学校に入学し、管理人様のような先生と出会えば、文句ない真っ当な大人に育つのでしょう。
 現実はどうなのか、はなはだ疑問です。若い人も子供も哀れです。南無阿弥陀仏と言うしかありません。

Re: 要するに可愛がる、かも

kodera様
 いつもコメントありがとうございます。
 たしかにおっしゃる通り、現実は厳しいです。
 人の上に立つ方々もわかっていらっしゃいません。
 推して知るべしです。
待ちの指導法

教室の壺

叱らない、注意もしない指導法!
待つことで子供の自主性を育む
『待ちの指導法』の紹介です
子供が変われば学級が変わります
学級が変われば学校が変わります


クリックで現在ランキングが表示されます。
応援よろしくお願いします↓↓↓↓↓

にほんブログ村 教育ブログ 小学校教育へ
人気ブログランキングへ
初回(12月3日更新分)からお読み下さるとわかりやすいです
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
ようこそ教室の壺へ
最新コメント
最新トラックバック
カテゴリ
月別アーカイブ
目 次
リンク
QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。