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させようとしたことは叱らない

「会話を成り立たせる」項で、言い訳や理由があったら言えるという雰囲気を醸し出しながら叱ると申しました。しかし、よくない言動をしてしまった時に、何某の理由を述べたら余計に叱られてしまったのでは、次回から自分の頭で考え反省をすることに抵抗感を持たせてしまいます。

たとえば、友達を叩いてしまった子がいるとしましょう。
指導者であるならば、必ず理由は問うでしょう。
いや、理由など問う必要はない。
暴力は絶対に認められるものではないから、理由の如何を問わず叱るべきだとは言えないでしょう。

確かに、暴力をふるったという事実関係は決して許されずその通りなのですが、それでは、ひどい罵りや挑発的な言動に堪りかねての暴力に対する指導ができていないことになります。
暴力的な行為を止めて行くには、理由を聞き、たとえひどい罵りや挑発的な言動が相手にあったとしても、心情的には十分理解できても、それでも暴力は許されないものなのだという諭しが必要なのです。

とはいうもののそういう情状酌量の余地がある場合ばかりではありません。
どうして暴力をふるってしまったのかという先生の問いに対して、子供は未熟ですから、理由として心情的に寄り添えない身勝手な論理を振りかざす場合があります。

しかし、そこは決して叱ってはならないのです。反対に、きちんと理由として自分の考えを言えたことを誉めるという形で評価してもよいくらいの場面なのです。

いくら身勝手で自己中心的な理由であれ、先生の問いに対して答えた理由であるならば叱ってはならない。
何故なら、叱れば次回からは確実に何を問われても口を閉ざすからです。会話が成り立たなくなれば、指導のしようもありません。

現実には、このポイントで叱る先生は多くいます。
中には感情のおもむくまま、あるいは子供の語る身勝手な論理をじっと耐えて聞く内に、たまりかねて激高し子供を怒鳴り散らす。これでは、先生自ら会話を成り立たせていないことになります。
暴言暴力で話し合いを止めてしまうのは、民主的にはほど遠い行為です。

更に何故そう言うことをしたのか正直に言ってごらんと問われて、やっと正直に胸の内を語ったらひどく怒られてしまった。

この経験を積ませることは、如何にもまずい。

いくら納得のいかない稚拙な理由であれ、その地点でその子供の本音に近い心情を、問うた先生に信頼を寄せて語ったのです。
そして、語られた言葉から読み取れる事実は、その子の現実であり、その子が今正しいと思っている価値観そのものなのです。

そこを叱れば、ましてや逆鱗に触れたならば、そこから子供たちは何を学ぶでしょう。
正直に語れば先生に突き放される。
自分の主張は認めてもらえなかったし、先生は自分のことをわかってくれない。
ましてや、先生が言えと言うから言ったのにと、そう思わないでしょうか。

指導者である先生自ら、子供たちからの信頼をなくさせているのです。
少々、皮肉っぽく言ってしまいますが、どうせ怒るつもりであるならば、理由など聞かず頭ごなしに怒ってしまった方が後々に尾を引きかねない悪影響は少ないかもしれません。

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なるほどと思えども

 久しぶりの新しい記事、楽しく読みました。なるほどと思えました。でも、またもや私が育った環境とは程遠い世界に、今の子供たちがいるのだろうとまたもや感じてしまいました。
 私もブログを再開しました。こちらは主に高校生の教育を書いています。そこをまずアクセスして頂いて、そのお気に入りの欄にある、バドミントンのブログにさらにジャンプして頂くと、私の小学生指導への挑戦の話に至れると思います。
 管理人様の教えと、私の時代の経験を融合させ、新しい考え方で4月から取り組みつつあります。挑戦もまだ具体的にはスターとできていませんが、スタートしたらその話をこちらのブログに書きたいと思っています。よろしくお願いいたします。

Re: なるほどと思えども

kodera様
いつもありがとうございます。
新しい挑戦とのこと、そのパワフルさに刺激を頂いております。
今後ともよろしくお願いします。
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